つつむでんとう

目黒区美術館へ行きました。


アートディレクター岡秀行さんが、

日本の伝統的な包み方を研究・収集された

コレクションの展示を拝見する目的です。


木・竹・笹・藁・土、そして紙。


私たちの生活に寄り添う自然の副産物を使い、

器用な手を動かし(捻ることからはじまる)仕上がった見事な「包み」の数々。


これでもか!という程に訴えかけてくる日本人の美意識と

知恵の表れで感動しっぱなしでした。


とはいえ、老舗の和菓子屋さんの羊羹のパッケージは今も昔も変わらずだし、

他の和菓子屋さんの「これ知ってる!」とか、「美味しそう」とか、

いつもの和菓子屋探求心が興奮MAX。


京都の老舗宇治茶専門店のお包みも並んで展示されていて、

なんだか涙ちょちょぎれ(死語?)。

円柱の包み方は習ったので、和紙でまたやてみよう!とか思いました。


今のパッケージングも「安価」で素敵に出来ることだけど、

昔の包みの知恵は、+αその包みの最後まで考えられていて

ものの見事にゴミがでないゴールのみえる(燃料になったり、もしくは自然にもどる)仕組み。

自然に対して逆らわず、素材そのものの効能を利用していましたね。

利口ですね。


環境問題に取り組まねばならない現在だからこそ、

この先どのようにパッケージングが変化していくのか

本当に真面目に考えるべきである、だわ。


本来の役割以上に、何か幸せを大い(覆い)に含ませる

包みの姿にワクワクしたり、感動したりするのは私達だけではないはず。


「包む-日本の伝統パッケージ」

Tsutsumu The Origin of Japanese Packaging


2021年9月5日まで、

目黒区美術館で開催中です


MAIKO

おまけ:

帰宅して、サッとお昼をば。

カナさんが卵でご飯を包んでくれました(オムライスだよ)。

ごちそうさまでした。